与党「共に民主党」の朴用鎮(パク・ヨンジン)議員が、与野党の中で初めて、来年の大統領選挙に出馬する意向を表明しました。
朴氏は9日、国会で記者会見を開き、「政治の世代交代によって、韓国の世代交代を実現し、幸せな国をつくる若い大統領になる」として、来年の大統領選挙に出馬する意向を表明しました。
朴氏は、「不動産問題を解決し、国民の住居権を保障する一方、安定的で長期的な資産づくりの仕組みをつくり、国民1人あたりの資産が5億ウォンになる時代を切り開く」と、意気込みを示しました。
また徴兵制から募兵制に切り替えることで、強い軍隊を育成するほか、男女平等服務制によって、すべての国民が国防の主役となる時代を切り開くとしました。
次期大統領選挙は来年3月9日に行われる予定ですが、朴氏の出馬表明で、与党の大統領選挙戦が事実上、スタートしました。
共に民主党は、来月末に公認候補選びを始め、9月初めに次期大統領候補を選出する計画ですが、公認候補選びの延期が取りざたされていることから、詳しい日程は来月になって明確になりそうです。
共に民主党で次期大統領候補として名前が挙がっている人は、李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事、李洛淵(イ・ナギョン)前代表、丁世均(チョン・セギュン)前国務総理など10人前後で、世論調査の結果、20%台後半の支持率で1位となっている李知事を、李前代表と丁前国務総理がそれぞれ10%を下回る支持率で追いかけています。