アメリカのモデルナ製新型コロナウイルスワクチンの第1弾が1日、韓国に到着します。
政府の関係部局を集めて組織された「ワクチン導入作業部会」によりますと、モデルナ製ワクチンの第1弾、5万5000回分が1日午後2時過ぎに韓国に到着するということです。
今回到着するワクチンは、韓国政府がアメリカの製薬会社、モデルナと購入契約を結んだ4000万回分のうちの一部で、韓国に到着後、忠清北道(チュンチョンブクド)清州市(チョンジュシ)にある韓国の製薬会社、GC緑十字の工場に運ばれるということです。
モデルナのワクチンは、アストラゼネカ、ファイザー、ヤンセンファーマ―のワクチンに続いて韓国で4番目に承認されたもので、韓国への導入は、アストラゼネカ、ファイザーに続いて3番目となります。
「新型コロナウイルス予防接種対応推進団」は、重症疾患の患者に対して難易度の高い医療行為を専門的に行う「上級総合病院」をはじめ、500床以上の総合病院や一般病院に勤める30歳未満の医療スタッフが接種対象となると説明しています。
一方、中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は1日までに新たに459人が確認され、累計で14万799人になりました。
1日の新たな感染者459人のうち、国内での感染は449人で、残りの10人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル146人、京畿道(キョンギド)116人、仁川(インチョン)16人と、首都圏でおよそ62%にあたる278人でした。
死者は4人増えて、合わせて1963人になり、韓国の致死率は1.39%になりました。