鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は、来週からベトナム、シンガポール、インドネシアの東南アジア3か国を訪問し、ポストコロナ時代に向けた協力策などについて議論します。
鄭長官が東南アジアの国を訪問するのは、ことし2月に就任してから初めてです。
今回の訪問は、インドや東南アジア諸国との協力関係強化を目指す韓国の「新南方政策」の関係国を訪問し、経済をはじめ、多様な分野でのポストコロナに向けた協力策について議論することが目的であるということです。
また、ことし後半に予定されているARF=ASEAN地域フォーラムに先立って、各国の外相と顔合わせする狙いもあります。
鄭長官は、最初の訪問国であるベトナムで、グエン・スアン・フック国家主席と会談します。
ベトナム政府は、海外からの入国者の隔離期間を4週間に延長したほか、ワクチンを調達するため企業に資金支援を求めており、ベトナムに進出している韓国系企業は厳しい環境に置かれています。
このような状況を踏まえ、 鄭長官はフック主席に、新型コロナウイルスの感染防止対策の緩和などを呼びかける考えです。