大統領府青瓦台の朴洙賢（パク・スヒョン）国民疎通首席秘書官は16日、G7＝主要7か国首脳会議に合わせて韓日首脳会談が開催されなかったことについて、「両国は会談の実現に向け取り組んだ」とコメントしました。
朴首席は16日午前、KBSのラジオ番組に出演し、韓日首脳会談が実現しなかった背景について、「青瓦台があれこれ言うのは、両国関係の発展のために適切ではない」と述べました。
文在寅（ムン・ジェイン）大統領と菅義偉首相はともに今月11日から13日まで開かれたG7サミットに参加し、互いに挨拶は交わしたものの、会談は行いませんでした。
朴首席は、「文大統領のG7サミットへの参加に対する関心が、韓日首脳会談をめぐる攻防にだけ流れ残念だ」とし、「開かれた姿勢で韓日関係の発展のために引き続き努力する」と強調しました。
一方、青瓦台は15日、文大統領が来月23日に開幕する東京オリンピックに合わせて日本を訪問するという日本メディアの報道について、「まだ時間が残っている事案であり、青瓦台が立場を表明するのは適切ではない」としたうえで、「われわれは東京オリンピックの成功を望んでおり、開かれた姿勢で様々な取り組みを進めていく」と述べました。