鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官が21日から5日間の日程で、韓国の新南方政策の主な協力相手となるベトナム、シンガポール、インドネシアを歴訪することになりました。
新南方政策は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が2017年11月に打ち出した政策で、アメリカ、中国、日本、ロシアの4大国との関係と同じように、ASEAN=東南アジア諸国との協力関係を強化することを柱としています。
外交部によりますと、鄭長官は21日にベトナム、24日にシンガポール、25日にインドネシアを相次いで訪れる予定だということです。
鄭長官は各国の外相と会談するほか、大統領や総理など首脳との面会も行う見通しで、ことし2月に就任した鄭長官としては、ASEAN3か国の当局者との初めての対面外交となります。
鄭長官はまた、ベトナム訪問期間中の22日には、ハノイで開かれるアジア欧州会議(ASEM)創設25周年を記念する高官級政策対話にも出席します。
外交部は、「鄭長官は、今回の歴訪を通じて、東南アジアの主要3か国と保健や経済回復、主な地域の懸案などでの協力の強化策について踏み込んだ議論を行う予定だ」と説明しています。