政治
「孫基禎は韓国人」 韓国市民団体が日本五輪博物館の展示に是正を要求
Write: 2021-06-24 01:33:41 / Update: 2021-07-16 16:05:39
東京新宿区にある日本オリンピックミュージアムの歴代金メダリストを紹介するコーナーで、1936年ベルリンオリンピックで金メダルを獲得した男子マラソンの孫基禎(ソン・キジョン)選手の写真が展示されていることについて、韓国の市民団体「VANK(バンク)」は、日本オリンピックミュージアムに書簡を送り、孫基禎が日本人だという誤解を招きかねないとして、展示の是正を求めました。
日本オリンピックミュージアムの館内にある歴代金メダリストを紹介するコーナーでは、孫基禎の写真が展示されていて、説明には「1936年ベルリン大会・陸上競技・男子マラソン」と書かれています。
また、このコーナーでは、当時孫基禎と共に男子マラソンに出場して銅メダルを獲得した韓国の南昇龍(ナム・スンリョン)選手も紹介されています。
これを受けVANKは、日本オリンピックミュージアムに書簡を送り、展示を見た人がこの二人を日本人選手と誤解することがないよう、IOC=国際オリンピック委員会の定義に沿って韓国人と表示するよう求めました。
IOCのホームページでは、孫基禎と南昇龍について、二人が韓国人であり、ベルリン大会当時は、韓国が日本による植民地支配を受けていたという説明しています。
VANKは、孫基禎の写真と共に 「私の一生の願いは、日本人でなく韓国人・孫基禎として記憶されること」というメッセージが書かれたポスターをSNSで発信するなど、孫基禎が韓国人であることを周知させるキャンペーンを行っています。
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