韓国株式市場では25日、アメリカのバイデン大統領が超党派のインフラ投資計画に同意したことが追い風になってアメリカ株式市場が上昇したのを好感し、外国人投資家や機関投資家による買いが進み、総合株価指数(KOSPI)は3300を超え、終値で史上最高値を更新しました。
総合株価指数は25日、前日より3.08ポイント上昇した3289.18で取り引きが始まり、午前9時1分には3302.65となって初めて3300を超えました。
午前10時40分ごろには3316.08を付けましたが、その後やや下がり、結局、前日より16.74ポイント上昇した3302.84で取引を終え、初めて3300を超えました。
総合株価指数は、昨年末に比べて429.37ポイント上昇しており、新型コロナの流行で株価が暴落していた去年3月19日に比べると1863.41ポイントも上昇しています。
アメリカでは、FRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が現地時間の22日に「インフレの兆候に対する懸念を理由に先行して金利を引き上げることはしない」と述べ、性急な利上げは行わないとの考えを示しており、株価の続伸が続いています。
これを受けて、韓国総合株価指数もここ数日上昇を続け、前日の24日には、8営業日ぶりに最高値を更新していました。