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国際

北韓通のシャーマン米国務副長官、中国を電撃訪問 米朝関係の突破口見出せるか

Write: 2021-07-22 14:48:40Update: 2021-07-22 19:16:22

Photo : YONHAP News

アジア歴訪中のアメリカ国務省のシャーマン副長官が、今月25~26日の日程で中国を訪問します。
20年前のクリントン政権時代に対北韓政策調整官を務め北韓通として知られるシャーマン副長官の中国訪問が電撃的に実現したことで、こう着状態にある米朝対話に活路を見出すことができるか注目されます。
アメリカ国務省は現地時間の21日、シャーマン副長官が今月25~26日の日程で中国を訪問し、王毅外相をはじめ、中国の政府高官と会談すると明らかにしました。
シャーマン副長官は、今月18~25日にかけて日本、韓国、モンゴルを歴訪していて、中国訪問の予定はありませんでした。
バイデン政権発足後、アメリカ外交当局の高官が中国を訪問するのは初めてです。
ことし3月、アメリカのブリンケン国務長官と中国の楊潔篪(ようけっち)共産党政治局委員による初めての対面会談が開催されましたが、会談場所はアメリカのアラスカ州でした。
国務省は今回の中国訪問について、「アメリカの利益と価値を高めるために、中国の政府高官と交流する取り組みの一環だ」とし、「利害関係が一致する分野とともに、中国に対して深刻な懸念を抱いている分野についても意見交換を行う」としました。
米中両国の対立が先鋭化しているなか、シャーマン副長官の中国訪問が実現したことで、注目が集まっています。
アラスカで行われた会談当時、両国の代表団は多くの懸案をめぐって対立し、その後も相手の出方次第で対応を変える「強対強」基調を維持してきました。
国務省の報道官は米中関係について、「主に競争をベースにしている」としながらも、「利害関係が一致する場合、協力の可能性を模索する」と話しました。
代表的な例としては、気候変動と北韓問題が挙げられます。
アメリカは中国が北韓に大きな影響力を行使できるとみていて、国務省の報道官は、「北韓問題については、ある程度利害関係が一致している」とし、中国と北韓の核問題の解決に向け協力策を模索する意向を示唆しました。

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