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社会

ソウル市、セウォル号の「記憶の空間」を撤去へ 犠牲者家族らが反発

Write: 2021-07-26 12:12:23Update: 2021-07-26 12:30:22

ソウル市、セウォル号の「記憶の空間」を撤去へ 犠牲者家族らが反発

Photo : YONHAP News

ソウル市は、光化門(クァンファムン)広場のリニューアル工事のため、この広場に設置されている旅客船セウォル号沈没事故の犠牲者を追悼する施設「記憶の空間」を26日、撤去する予定ですが、犠牲者の家族や市民団体らが反発を強めています。 
聯合ニュースによりますと、ソウル市は前日の25日、セウォル号沈没事故の犠牲者の家族らに対して、26日午前9時から撤去作業を始めると通知したということです。
ソウル市は今月5日、犠牲者の家族らに「記憶の空間」の撤去について通知し、25日まで展示されていた写真や物品などを持ち帰るよう求めていました。
これに対して、犠牲者の家族側は、「記憶の空間」の保存に向けて話し合う協議体の設置を求めましたが、ソウル市側は受け入れなかったということです。
ソウル市は23日午後、写真や物品などを片付けるため職員を送りましたが、犠牲者の家族らが反発したため、片付けることはできませんでした。
家族らは、撤去を阻止するため、23日から座り込みなどの抗議活動を続けています。
市民団体の関係者は、「犠牲者の家族らは、広場を通る市民が事故を記憶することができるよう、対案についての協議をしたいだけだ。ソウル市が撤去を強行する場合、物理的な衝突は極力避けながら、家族側の立場を伝える方針だ」と話しています。
市民団体らは、「記憶の空間」の保存を求める声明を出すほか、国家人権委員会に撤去の中止に関する緊急救済措置を申請しました。

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