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経済

韓国の7月の輸出額 過去最多

Write: 2021-08-02 00:35:51Update: 2021-08-02 19:14:58

Photo : YONHAP News

韓国の7月の輸出額が554億4000万ドルと、これまででもっとも多くなったことがわかりました。 
産業通商資源部が1日、公表したところによりますと、韓国の7月の輸出額は去年の同じ月に比べて29.6%増えて、554億4000万ドルだったということです。
月間の輸出額としては、統計を取り始めた1956年以来、もっとも多いもので、これまでの最多額は2017年9月の551億2000万ドルでした。
1日平均の輸出額も32.2%増えて22億6000万ドルとなりました。
通常、夏休み期間に当たる7月は、ほかの月より1日平均輸出額が少なくなりますが、ことしは7月としては初めて22億ドルを超えました。
7月の輸出額が過去最多となった背景には、韓国の主な輸出品目の半導体、自動車などが堅調だったことや、新成長品目の輸出も大きく伸びたことがあります。
韓国は15の主要品目がまんべんなく成長していて、韓国の輸出のファンダメンタルズは、「強固だ」という評価も出ています。
まず、半導体の輸出額は、110億ドルと、この3か月連続で100億ドルを超えたうえ、7月としてはこれまででもっとも多くなりました。
自動車は、車載向け半導体の供給不足が緩和し、エコカーやSUVなどの輸出が伸び、7月としてはこれまでで2番目に多くなりました。
石油化学は59.5%増えて、これまでで2番目に多くなったほか、ヘルスケアー・バイオ、二次電池などの有望な新産業もすべて、7月の輸出額としては過去最多となりました。
政府は、国際貿易の回復が著しく、韓国の輸出の質もよくなったとして、輸出は堅調な伸びが続くと見込んでいます。
このため、ことしの年間輸出額は、6000億ドルを超えて、これまででもっとも多くなると期待されています。
一方、最近、感染力の強い変異した新型コロナウイルスの「デルタ株」による感染が広がっていることから、楽観はできないという懸念の声も出ています。
物流コストの上昇や部品の供給不足、原材料の価格上昇などで輸出企業が困難を抱えていることも懸念材料となっています。
また輸出額の増加にともなって、輸入額も増えているため、下半期に貿易収支が赤字に転じるのではないかと懸念する声も出ています。

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