ニューヨークを訪れている文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、韓国時間の21日、イギリスのジョンソン首相と会談し、イギリスから新しいタイプの新型コロナワクチン50万人分を導入することで
合意しました。
大統領府青瓦台の関係者によりますと、新たにイギリスから導入されるのは、メッセンジャーRNA(mRNA)の技術を用いた、ファイザー製、またはモデルナ製の新型コロナワクチン50万人分(100万回分)で、今週末の25日から段階的に韓国に入ってくることになりそうだということです。
この関係者は、ワクチンの種類や量、時期については協議が終わり次第、正式に発表すると話しており、韓国からも何らかの物品をイギリスに送る方向のようです。
イギリスでは、16歳以上の国民80%が2回目の接種まで完了し、コロナとともに生きる「withコロナ」を宣言し、新型コロナウイルス関連の法的規制をほぼすべて撤廃しています。
文大統領は、また韓半島情勢をめぐって、安保理常任理事国のイギリスの支持に感謝の意を表明し、これに対してジョンソン首相は、「今後も引き続き韓国を支持する」と応じました。
文大統領はスロベニアのパホル大統領とも会談し、来年の国交樹立30周年を前に、両国間の貿易拡大などについて協議しました。
またアントニオ・グテーレス国連事務総長と会談し、韓半島の完全な非核化と恒久的な平和定着に向けた国連の継続的な協力を呼びかけました。
文大統領は韓国時間の22日午前、国連総会で基調演説を行い、韓半島の平和定着に向けた韓国政府の努力を説明し、国際社会の支持を呼びかけます。