中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は8日までに新たに2176人が確認されました。
新たな感染者2176人のうち、国内での感染は2145人で、残りの31人は海外からの入国者でした。
1日当たりの新たな感染者数は前日から249人減りましたが、3日連続で2000人を超えました。
地域別には、首都圏が全体の75%以上を占めています。
感染力の強い変異ウイルスのデルタ型が流行するなか、今週末からの「ハングルの日」の3連休に人出が増えることで、感染がさらに広がる恐れもあります。
政府は、こうした状況で来月から「段階的な日常の回復」、いわゆる「ウィズコロナ」を推進した場合、一日の感染者数は1万人にまで増える可能性があるとみていますが、それでも、予定通り来月から「ウィズコロナ」に転換する方針です。
鄭銀敬（チョン・ウンギョン）疾病管理庁長は7日、国会で行われた国政監査で、「ウィズコロナ」を11月第2週には開始できるとの考えを示しました。
今月最終週の初めに国民の70%がワクチン接種を完了し、免疫が形成される期間の2週間が経過した11月第2週には段階的に日常生活を回復する基盤が設けられるいうことです。
ウィズコロナへの転換の時期が具体的に示されたことで、政府は病床の確保や経口治療薬の購入、無症状または軽傷の感染者を対象にした在宅治療の拡大など、準備に拍車をかけるとみられています。