文在寅（ムン・ジェイン）大統領は15日午後、岸田文雄新首相と電話会談しました。
今月4日に岸田氏が首相に就任して以来、両国の首脳が会談したのは今回が初めてです。
会談では元徴用工訴訟の問題などで悪化した韓日関係の修復や北韓の核問題をめぐる両国間の協力などについて意見が交わされたものとみられます。
 これに先立って、文在寅大統領は岸田首相の就任を祝う書簡で、「韓日関係を未来志向で発展させるため、ともに努力しよう」という趣旨のメッセージを送りました。
一方、岸田首相は、今月８日、首相就任後初めての国会の所信表明演説で、韓日関係について、「韓国は重要な隣国だ。健全な関係に戻すためにも、わが国の一貫した立場に基づき、韓国側に適切な対応を強く求めていく」と述べました。