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国際

IAEA事務局長「福島汚染処理水の安全性検証、韓国と緊密に意思疎通」

Write: 2021-10-18 01:09:23Update: 2021-10-18 10:14:35

IAEA事務局長「福島汚染処理水の安全性検証、韓国と緊密に意思疎通」

Photo : YONHAP News

IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、東京電力福島第一原子力発電所の汚染処理水の安全性検証を行う際に、韓国と緊密な意思疎通を続けると明らかにしました。
外交部が17日明らかにしたところによりますと、グロッシ事務局長は今月15日、オーストリア・ウィーンで咸相旭(ハム・サンウク)多国間外交調整官と面会した席で、国際検証チームの運営など、福島第一原発の汚染処理水の安全性検証で、IAEAが積極的な役割を果たしていくと述べたということです。
IAEAはことし7月、日本政府が進めている福島第一原発の汚染処理水の海洋放出の安全性を検証するため、国際検証チームを立ち上げました。検証チームには、IAEAの専門家らをはじめ、韓国などの専門家らも参加しています。
咸調整官は、日本政府が処理水の海洋放出を進めることへの韓国政府の懸念を伝え、問題の円満な解決に向けたIAEAの建設的な役割を要請しました。
この日の面会では、北韓の核問題やイランの核交渉の進展、韓国がIAEA理事会の議長国に選出されたことなどについても話し合われました。
咸調整官は、韓国政府の非核化と平和定着に向けた取り組みに対するIAEAの持続的な支持と協力を求めました。
これに対してグロッシ事務局長は、IAEAも北韓の核問題の解決に向けて必要な役割を果たすとしたうえで、IAEA理事会の議長国となった韓国を全面的にサポートする意向を示しました。
IAEAは、北韓の核問題をはじめとする世界の核問題を扱うもっとも権威ある国際機関で、韓国は先月IAEA理事会の議長国に選出され、来年9月までの1年間、議長国を務めることになりました。

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