独自技術で開発した国産ロケット「ヌリ」の初めての打ち上げを10月21日に迎えることについて、大統領府青瓦台は「国民の誇り」だとして打ち上げの意義を強調しました。
青瓦台の報道官は19日の会見で、ロケット「ヌリ」の初めての打ち上げについて「国を超えた技術移転が不可能な、高難度の技術を独自で開発し、国産ロケットを打ち上げることは誇らしいことだ」とコメントしました。
そのうえで「文在寅(ムン・ジェイン)政権の宇宙開発に対する関心は格別であった。今後はロケット技術を民間に移転し、民間ロケットの開発や量産能力の向上など、民間企業がけん引する宇宙産業としてのロケット事業を活性化させたい」と述べました。
韓国政府は、今後14年間、3兆7000億ウォンの予算を韓国型衛星航法システム(KPS)の事業に充てるほか、今後10年間は、これまでの10倍に達する規模のロケットを発注する計画であるとして、宇宙産業の拡大に向け積極的に取り組む姿勢を示しました。