メニューへ 本文へ
Go Top

社会

KTインターネット網に40分間通信障害 企業、学校などで混乱

Write: 2021-10-26 12:06:32Update: 2021-10-26 18:25:49

Photo : YONHAP News

韓国の通信大手KTの通信ネットワークに25日昼前、およそ40分間にわたって通信障害が発生し、KTのインターネット網を利用する企業や学校、飲食店などで混乱が生じました。 
KTの通信ネットワークに25日午前11時20分ごろから40分間にわたって、通信障害が発生しました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、オンラインでの活動が多くなっているなか、KTのインターネット網を利用する企業や学校、病院、証券会社、飲食店などでは、被害が相次ぎました。
平日の昼食時間と重なったことで、飲食店などではクレジットカードでの支払いができず、混乱が生じました。
企業では、業務がストップし、在宅勤務中の人もインターネットに接続できず、不便を強いられました。
病院などの医療機関も受診者のデータ照会ができず、診療時間がずれ込みました。
またKTのインターネット網を利用する全国7742の大学や高校、小中学校では、オンライン授業を行うことができず、一部の大学では中間テストを延期する事態も発生しました。
未来アセット、KB証券、サムスン証券などの証券会社では、取引システムへの接続ができず、投資家らの取引も遅れました。
科学技術情報通信部は、KTの通信障害の発生を受けて、25日午前11時56分ごろ、情報通信事故危機警報を「注意」段階に引き上げ、放送通信災害対応に当たりました。
KTは今回の通信障害の原因について、当初はサーバーが標的となった「DDoS攻撃」があったとみていましたが、2時間あまりしてから、ネットワークの経路設定に何らかのエラーがあったと発表しました。
KTは国家基幹電算網で、KTの超高速インターネットの加入者は全体の41%と、通信大手3社のうちもっとも多くなっています。
KTはいまだに被害の規模を正確に把握できずにいますが、全国的に大きな被害が発生したことで、今後KTを相手取った損害賠償訴訟が相次ぐとみられます。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >