新型コロナウイルスの新たな感染者は、前日より700人近く増加し、1900人台半ばまで増えました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は27日午前０時までに新たに1952人が確認され、累計で35万6305人になりました。
重症患者は７人増えて341人、死者は９人増えて2797人になりました。
ワクチン接種を終えた人は、27日午前０時の時点で人口の71.5％となりました。
これまでも、新規感染者は週の後半に増える傾向がありましたが、それを考慮しても大きな増加幅となっています。感染は療養施設など感染リスクの高い施設だけでなく、学校や保育施設など日常生活の多くの場でもクラスターが発生していることがその背景にあります。
また、「ウィズコロナ」へのシフトを控えて、感染防止に対する気の緩みが原因ではないかとする見方も出ています。
ことし５月末に、政府がワクチン接種者に対するインセンティブを拡大した際にも、日常の回復への期待が高まったことにより、その後の７月に流行の「第４波」が発生しました。
とくに今週末は、31日のハロウィーンで私的な集まりが増えるものと見られていて、感染がさらに拡大しないか懸念が高まっています。