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政治

光州事件を指揮した全斗煥元大統領が死去 享年90

Write: 2021-11-23 11:09:43Update: 2021-11-24 12:47:47

光州事件を指揮した全斗煥元大統領が死去 享年90

Photo : YONHAP News

1980年代の軍事政権を率いた全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領が23日、死去しました。90歳でした。 
全氏は23日午前8時40分ごろ、ソウル市内の自宅で倒れ、駆け付けた警察と消防隊によって、午前9時12分ごろ、死亡が確認されたということです。
全氏は1931年1月23日に慶尚南道(キョンサンナムド)陜川(ハプチョン)で生まれ、1955年に韓国陸軍士官学校を卒業したあと、大統領府警護室次長補、国軍保安司令官、中央情報部長などを歴任しました。
1979年10月26日に当時の朴正煕(パク・ジョンヒ)大統領が暗殺された直後、合同捜査本部長となり、同じ年の12月12日に軍事クーデターを起こしました。
軍事クーデターによって実権を掌握した全氏は、1980年5月に光州(クァンジュ)で発生した民主化運動を実弾発砲など武力で弾圧し、同じ年の9月1日、維新憲法にもとづいて第11代大統領に就任しました。
また1981年2月には、改正された憲法にもとづいて第12代大統領に就任しました。
1988年の大統領退任後は、クーデターや光州事件を首謀した内乱罪などに問われ、1997年に無期懲役刑が確定しましたが、およそ8か月後に特別赦免を受けて出所していました。
先月26日には、全氏とともに軍事クーデターを主導した盧泰愚(ノ・テウ)元大統領が亡くなっていて、1980年代の軍事政権を担った指導者が相次いでこの世を去ったことになります。

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