中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は25日午前0時までに新たに3938人が確認され、累計で42万9002人になりました。
重症患者は26人増えて612人となり、２日連続で過去最高を更新しました。
死者もこれまでで最も多い39人で、合わせて3401人になりました。
重症患者の病床稼働率は71％を上回っていて、とくに首都圏は84％に上っています。
一方、ここ１週間、全国で2790人の小中高生が新型コロナに感染し、青少年の感染者数が過去最高となりました。
ワクチン接種率の高い高校３年生は、１、２年生に比べて感染率が最大５分の１ほど低いという研究結果が出たことを受けて、政府は生徒たちに対して積極的な接種を呼びかけています。
このように、感染状況が連日悪化しているなか、政府は４回目の日常回復諮問委員会の全体会議を開き、対応策などを議論しました。
この会議で金富謙（キム・ブギョム）国務総理は、首都圏の医療対応がひっ迫しているとして、在宅治療を拡大すべきだと強調しました。
政府は、会議の結果を基に、今後の「段階的日常回復」の方向性を決める方針です。