韓国のことしの輸出額は過去最高を記録し、2024年には 7000億ドルを超えるという見通しが示されました。 
全経連＝全国経済人連合会が統計を分析した結果として、30日に発表したところによりますと、ことし10月までの韓国の輸出額の累計が、去年の同じ期間に比べて26.0%増えたことから、この傾向が続けばことしの年間の輸出額は6450億ドルに上る見通しだということです。
年間の輸出額は6450億ドルは、これまででもっとも多いものです。
またこの5年間の韓国の輸出額の伸び率が年平均2.97%となっていることから、2024年の輸出額は7000億ドルの大台に乗ると予測しました。
年間の輸出額が7000億ドルを超えた国は、新型コロナウイルスの感染が広がる前のおととしの時点で、中国、アメリカ、ドイツ、オランダ、日本の5か国だけです。
全経連は、「韓国企業が、二次電池、ヘルスケア＆バイオ、有機発光ダイオード（OLED）、電気自動車などの新成長産業に果敢な投資を行ってきたのが、新型コロナウイルス感染症を機に、実を結び始めた」と説明しています。
韓国の中小企業の輸出額も、新型コロナの感染が広がる前の業績を上回り、これまででもっとも多くなりました。
関税庁が30日、発表したところによりますと、29日の時点で、韓国の中小企業の輸出額は、過去最高だった2018年の1052億ドルを超えたということです。
なかでも、主力品目のコスメティックスが、2010年10月に3億2000万ドルだったものが、先月43億9000万ドルとなり、もっとも高い伸び率となりました。
このほかに、半導体製造装置や医薬品なども大きく伸びました。