新型コロナウイルスの感染が急拡大し、医療がひっ迫しているなか、政府は、自宅療養者への支援を拡大する方針を発表しました。
政府は、自宅療養を受けている人のうち、18歳以下か、または、新型コロナワクチンの接種を完了した後ブレイクスルー感染した人に対し、4人家族の場合、10日間の生活費をこれまでの約90万5000ウォンから約136万5000ウォンと、46万ウォン増やすことにしました。
政府は、ワクチンの接種を完了した人を対象に、生活費の支援を拡大することについて、「ワクチン接種を完了した人に対する支援を強化する趣旨である」と説明しました。
また、自宅療養者の増加に伴う医療機関の負担を軽減するため、医療機関が自宅療養者に対して行うモニタリングの期間を、10日から7日に短縮するほか、モニタリングの行う医療機関に、地域の医院も動員する方針です。
感染拡大に歯止めがかからない韓国では、重症者の数も大きく増えていて、重症者向けの病床の使用率は7日午後5時時点で、78.8％に上っています。