韓国軍当局は、北韓が軍事パレードを準備している様子を把握できたと発表しました。 
韓国軍の当局者が20日、明らかにしたところによりますと、北韓の平壌郊外にある美林（ミリム）飛行場などで軍用のトラックや兵士らの移動が頻繁になっているのがとらえられ、北韓が軍事パレードを準備しているとみられるということです。
ただ、準備は初期の段階であるため、いつ、どのような形のパレードを行うかを注意深く見守っているということです。
軍事パレードは故金正日（キム・ジョンイル）総書記の誕生日の来月16日に開催される可能性が高いと見られています。
朝鮮中央通信は、故金正日総書記と故金日成（キム・イルソン）主席の誕生日を祝うための政治局の決定書を採択したと報じていて、これを機に軍事パレードを開く可能性があるとみられます。
朝鮮中央通信がこのほど、核やミサイルの実験を中断してきた「モラトリアム」の解除の可能性を示唆したなか、北韓が近く、軍事パレードでICBM＝大陸間弾道ミサイルなど、新たな戦略兵器を公開するかどうかに関心が寄せられています。