中央防疫対策本部によりますと、21日午前0時までの新たな感染者は6769人で、累計で71万9269人となりました。
このうち国内で感染した人は6482人で、海外からの入国者は287人でした。
新たな感染者は前日に比べて166人増え、政府が医療対応段階を引き上げる基準としてきた7000人に迫っています。
一方、重症者数は431人と前日から57人減り、2日連続で500人を下回りました。
亡くなった人は21人増えて、合わせて6501人となっています。
政府は、オミクロン株の感染拡大に対応するため、オミクロン株の感染が急増している地域を対象に、地域の医療機関中心の検査治療システムを優先的に適用する方針を明らかにしました。
オミクロン株の検出率が80%に上る光州（クァンジュ）、全羅南道（チョンラナムド）、平沢（ピョンテク）、安城（アンソン）が対象です。
政府はまた、PCR検査について、65歳以上の高齢者などリスクが高い人から優先とする方針を明らかにしました。
それ以外の人は、症状があらわれた場合、4つの地域の43の呼吸器専門クリニックで診療を受けたあと、迅速抗原検査で陽性が確認されたらPCR検査を受けることになります。
さらに、特定施設を利用する際にワクチン接種の完了や検査の陰性などを証明する「防疫パス」のための陰性確認書は、自己検査キットや迅速抗原検査の陰性も認め、有効期間は現在の48時間から24時間に短縮されます。
このほか、新型コロナウイルスの飲み薬の投薬対象が65歳以上から60歳以上に拡大され、自主隔離期間は今の10日から7日に短縮されるということです。