韓国フィギュアスケート女子シングルの期待の星、シン・ジアが、世界ジュニア選手権で銀メダルを獲得しました。韓国人選手が世界ジュニア選手権でメダルを獲得したのは、2006年のキム・ヨナ以来16年ぶりです。
シン・ジアは18日、エストニアのタリンで開かれた世界ジュニア選手権のフリーでトップの136.63点をマーク。前日のショートプログラムとの合計で自己ベストの206.01点を獲得し、アメリカのイザボー・レビトに次いで2位となりました。レビトとの差は、0.54点でした。
世界ジュニア選手権は、国際ジュニアフィギュア大会のうちもっとも権威のある大会で、参加年齢制限は開催時期を基準に前年度の7月1日の時点で13歳以上から19歳未満です。
ただ、今大会は、フィギュア強国とされるロシアの選手らが、ウクライナ侵攻に対する制裁で出場できなかったため、例年よりも競争が激しくなかったとされています。
シン・ジアは、「キム・ヨナ先輩以来16年ぶりにメダルを獲得したこと自体が非常に嬉しい」と喜びを示したうえで、「満足できるパフォーマンスができた。思ってもいなかった銀メダルを獲得して驚いたし、嬉しかった。これからの活躍も期待してほしい」と決意を語りました。