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政治

北韓、長・短距離ミサイルを発射 韓米がミサイル射撃

Write: 2022-05-25 13:59:35Update: 2022-05-25 14:07:43

北韓、長・短距離ミサイルを発射 韓米がミサイル射撃

Photo : YONHAP News

北韓が25日、ICBM=大陸間弾道ミサイルを含めた長距離・短距離ミサイルを相次いで発射したのを受け、韓米連合軍はミサイルの射撃訓練を行い、共同対応能力を示しました。
韓国軍合同参謀本部は、北韓が25日午前6時と6時37分、6時42分ごろ、平壌郊外の順安(スンアン)付近から東海に向けて弾道ミサイル3発を発射したと明らかにしました。
1発目はことし3月に発射実験に失敗した新型ICBM「火星17」の可能性があるということで、飛行距離はおよそ360キロ、高度はおよそ540キロだということです。
2発目と3発目は、北韓型イスカンダルと呼ばれる短距離弾道ミサイルである可能性が高いということです。
2発目のミサイルは、高度およそ20キロでレーダーから消えたため、失敗したものとみられ、短距離弾道ミサイルと推定される3発目は、高度およそ60キロ、飛行距離およそ760キロに達したということです。
北韓は、アメリカ本土を射程に収める長距離弾道ミサイルと、韓国と在韓米軍基地を目標にした短距離弾道ミサイルの発射実験を同時に行ったことになり、これらのミサイルはすべて核弾頭の搭載が可能であるため、挑発のレベルを高めたものとみられます。
韓米ミサイル防衛網の無力化を狙う一方で、アメリカ、韓国、日本に対する「核先制打撃」能力をアピールする意図があるとの見方もあります。
こうした北韓の武力挑発を受け、韓米の軍当局は、連合地対地ミサイルの射撃を行いました。
韓国軍は「玄武2」、アメリカ軍は「ATACMS」を1発ずつ東海上に発射しましたが、韓米による共同対応は、2017年7月以降、およそ4年10か月ぶりです。
これに加え、韓国空軍は前日の24日に北韓の弾道ミサイル発射の兆候を事前に捉え、「F-15K」戦闘機30機あまりが武装した状態で地上滑走を行う「エレファント・ウオーク」を実施しました。
北韓の今回の挑発は、今月20日から24日まで韓国と日本を歴訪したバイデン大統領が、24日午後に日本を出発した翌日に行われたため、韓米首脳会談と日米首脳会談を意識した武力挑発であるとの分析が出ています。

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