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韓日米3か国による首脳会談が、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議が開かれるスペインで29日に開かれる見通しとなりました。
朝日新聞は24日、「日本政府はスペインで行われるNATO首脳会議に合わせて、29日に韓日米の首脳会談を開催する方向で最終調整している。核・ミサイル開発を強める北韓への対応を中心に協議する見通しだ」と報じました。
大統領室の関係者も、「韓日米首脳会談の29日の開催が有力だ」としています。
NATO首脳会議には、韓国から出席する尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領のほか、アジア・太平洋地域からは日本やオーストラリア、ニュージーランドの首脳も参加する見通しです。
韓日米首脳会談が実現すれば、2017年9月以来です。
朝日新聞は、NATO首脳会議に合わせた韓日首脳会談の可能性については、日本外務省関係者の話として、「元徴用工問題について韓国側が具体的な提案を持ち合わせていないと判断したことから、会談には慎重論が出ている。代わりに、立ち話を含めた懇談を想定している」と報じました。
読売新聞も24日、「5月に就任した尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が韓日関係改善に意欲を示しているが、NATO首脳会議に合わせた首脳会談は先送りする方向で調整が行われている」と報じました。
日本政府は、来月の参院選を前に選挙に影響を与えかねないおそれがあることから、韓日関係をめぐる両国間の協議に消極的な姿勢を示しています。