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社会

警察庁長が辞意表明 人事めぐる大統領の叱責など受け

Write: 2022-06-27 11:05:37Update: 2022-06-27 15:47:53

警察庁長が辞意表明 人事めぐる大統領の叱責など受け

Photo : YONHAP News

韓国警察のトップ、金昌龍(キム・チャンリョン)警察庁長が27日、辞意を表明しました。
金氏の任期は来月23日まででした。
警察をめぐっては、行政安全部の諮問機関・警察制度改善諮問委員会が21日、検察の捜査権の多くが移管されることになった警察の権限の肥大化をけん制するため、行政安全部内に警察の政策や人事などに関与するいわゆる「警察局」を設置するよう勧告しました。
行政安全部長官が警察庁長を指揮できるようにすることや、警察の高位職の人事や懲戒の権限を行政安全部長官に付与する内容なども含まれています。
これに対し、警察からは強く反発する声が上がっていて、金警察庁長は、「法治主義が損なわれる」との立場を表明していました。
また、同じ21日に、警察が大統領の決裁を受ける前に幹部の人事を発表したとして尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が警察を厳しい口調で非難しており、金氏が辞意を表明したのは、これらをめぐる内部の混乱を収束させるためとみられています。
金警察庁長は当初27日午前11時に記者会見する予定でしたが、行政安全部長官が同じ時刻に行政安全部内にいわゆる「警察局」を設置する計画について発表することになったため、会見を中止し、その内容を見守ったうえで、立場を表明するものとみられています。

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