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サイエンス

軌道投入に成功のヌリ号 超小型衛星の分離にも成功

Write: 2022-06-30 11:26:58Update: 2022-06-30 14:23:17

軌道投入に成功のヌリ号 超小型衛星の分離にも成功

Photo : YONHAP News

今月21日に打ち上げられ、軌道投入に成功した、韓国の国産ロケット「ヌリ号」に搭載されていた超小型衛星4基のうち、最初の1基の射出が行われ、分離に成功しました。 
科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院によりますと、ヌリ号に搭載されていた162.5キロの性能検証衛星は、目標の高度700キロの軌道に投入され、正常に作動しているということです。
この性能検証衛星のなかには、4つの大学の学生チームがそれぞれ開発した4基の超小型衛星(キューブサット)が搭載されていて、このうち朝鮮大学チームの衛星が29日午後4時50分ごろ分離に成功し、30日午前3時50分ごろ衛星から送られてきた衛星の状態を知らせる信号を地上局が受信しました。
この信号情報には、衛星の状態、姿勢、GPSの位置などが含まれていて、バッテリーモードや電圧などはすべて正常だということです。
しかし、超小型衛星の信号情報は、韓国上空を飛行する際、20回繰り返し受信するのを目指しましたが、2回だけにとどまりました。
科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院は、衛星の姿勢が現在、早く回転しているため、信号情報の送信は多く行われたものの、受信回数が少なくなったとみて、完全な双方向交信のために姿勢が安定するまで時間がかかりそうだと説明しています。
4基の超小型衛星は29日から2日おきに1基ずつ分離され、地球の大気や白頭(ペクトゥ)山などの観測、韓国上空の大気汚染物質の濃度のモニタリングなどを行います。
韓国は、ヌリ号に搭載されていた性能検証衛星とダミー衛星の完全な分離に成功し、独自技術で人工衛星を打ち上げられる世界で7番目の国になりました。

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