中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は1日午前0時までに新たに9528人が確認されました。 
新たな感染者数は、先週の金曜日に比べて2300人あまり増えています。
この1週間の1日平均の新たな感染者数は、1週間前に比べて930人増えていて、感染者数は先週後半から減少ペースの鈍化がみられます。
新たな感染者のうち海外からの入国者は146人で、6日連続で100人を上回りました。
防疫当局は、1人の感染者から何人に感染が広がるかを示す「実効再生産数」は１で、再流行の可能性があると指摘しています。
政府は、再流行に備えて、感染検査や対面診療、治療薬の処方を1か所で受けられる「ワンストップ診療機関」を1万か所に増やし、感染者が増えても通常の医療体制のもとで治療を受けられるようにする方針です。
また、1日からは、「呼吸器医療機関」、「外来診療センター」などに分かれていた新型コロナ対応病院・医院の名称を「呼吸器患者診療センター」に統一します。
さらに、病床の効率的な使用に向けて、「圏域別病床共同活用システム」を整備し、全国を7つのエリアに分け、各エリア内で病床を割り振って柔軟に運営できるようにします。
防疫当局は、防疫ルールの徹底した遵守を強調するとともに、高齢者に対してワクチン接種を呼びかけています。