尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の支持率が3週連続で下がったことがわかりました。
世論調査会社「韓国ギャラップ」が、先月28日から30日にかけて、全国の18歳以上の1000人を対象に調査を行ったところ、尹大統領の国政運営について「うまくやっている」と答えた人は、前週の調査より4ポイント下がった43％、「うまくやっていない」と答えた人は、4ポイント上がった42％でした。
前向きな評価と否定的な評価の差はわずか1ポイントに縮まっています。
地域別では、与党の伝統的な支持基盤である大邱（テグ）と慶尚北道（キョンサンブクド）での下落が目立ち、この地域での尹大統領の支持率は先週の71％から20ポイントも下がって51％となっています。
自営業者による支持率も、先週の61％から15ポイント下がって46％となっています。
支持しない理由としては「人事」をあげた人が18%で最も多くなっています。
保健福祉部長官候補に指名した金承禧（キム・スンヒ）氏や社会副総理兼教育部長官候補に指名した朴順愛（パク・スネ）氏をめぐって、様々な疑惑が浮上していることが影響しているものとみられています。
また、物価高など否定的なニュースが目立ち、NATO＝北大西洋条約機構首脳会議への出席など外交的成果への注目度が低かったことも支持率低下につながったものとみられます。