日本の映画監督、是枝裕和氏がメガホンを取った韓国映画「ベイビー・ブローカー」が、第39回ミュンヘン国際映画祭のシネマスターズ・コンペティション部門で最優秀賞のアリ・オスラム賞を受賞しました。
ドイツの女優、シベル・ケキリをはじめとする審査委員団は、「恋しさと決断力、迂回に満ちた映画だ。われわれが自分と相手を知るために、人生の中で歩むべき迂回路だ」とし、「この映画で、われわれ自身の一部を発見した」と評価しました。
ソン・ガンホ、ぺ・ドゥナ主演の映画「ベイビー・ブローカー」は、何らかの理由で子どもを育てられない人が、匿名で赤ちゃんを預けられるように用意された「ベビーボックス」と、このベビーボックスを巡って出会った人たちの物語を描いた作品です。
ベビーボックスに預けられた赤ん坊を連れ去るベイビー・ブローカーのサンヒョンを演じたソン・ガンホは、ことし5月に開かれた第75回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞しています。