SNSなどに載せられた子ども時代の写真について、写っている本人が写真の削除を要請できるなどの内容を盛り込んだ法整備をスタートさせると、政府が11日、発表しました。
政府の個人情報保護委員会は11日、「児童・青少年の個人情報保護に関する基本計画」を発表しました。
それによりますと、政府は、18歳以下の子ども時代に、本人または他人がネットに載せた、個人情報が含まれた写真や動画などについて、当事者が削除を要請できるようにする内容を盛り込んだ法律の制定を、2024年をめどに推進します。
削除を要請できる投稿には、保護者が載せた子どもの頃の写真や、友人が勝手に掲載した動画などがあります。
個人情報保護委員会の崔永鎮（チェ・ヨンジン）副委員長は、「デジタルネイティブの子どもたちは、デジタル機器に慣れているが 、個人情報侵害の危険についての意識は低く、プライバシーの権利を行使することには不慣れだ。政府は子どもたちがプライバシーの権利を行使できるよう法整備に向けて取り組んでいく」と話しています。