国防部は12日、アメリカ国防総省との韓米統合国防対話（KIDD）を16、17日の2日間、ソウルで開催すると明らかにしました。
今回の会議では、国防部のホ・テグン国防政策室長とアメリカ国防総省のモハンダス東アジア担当副次官補がそれぞれの国の代表を務め、そのほか国防・外交分野の主要関係者が参加します。
今回の会議は、5月の韓米首脳会談やこれまで2度開催された国防相会談などで高まった協力に向けたモメンタムを維持し、秋に開催される韓米安保協議（SCM）を準備するために開催されます。
会議では、北韓の核やミサイルによる挑発を抑制するための対応や政策協力策が最優先議題として取り上げられ、拡大抑止戦略協議体（EDSCG）の開催とその議題に関する協議などをはじめ、アメリカ側の戦略兵器の展開についても議論される見通しです。
また、地域の協力問題や韓日米安保協力問題、THAAD＝高高度迎撃ミサイルシステム基地の正常化などについても意見交換するものとみられます。
大統領室の高位関係者はTHAADについて「運用の側面では8月末ごろには、ほぼ正常化するだろう」と語っています。
韓米統合国防対話は、これまで毎年2回行われてきましたが、今回はウクライナ情勢などアメリカ側の提案により、例外的に年1回に変更して開催されます。