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社会

検察、前・国家情報院長の自宅などを捜索 韓国公務員射殺事件で

Write: 2022-08-16 12:06:23Update: 2022-08-16 15:47:15

検察、前・国家情報院長の自宅などを捜索 韓国公務員射殺事件で

Photo : YONHAP News

2020年9月に韓半島西の海、西海(ソヘ)を漂流していた韓国の男性公務員が北韓軍に射殺され遺体を燃やされた事件をめぐって、検察は事件当時の国家情報院長と国防部長官に対する家宅捜索を行いました。
ソウル中央地方検察の公共捜査第1部は16日午前、朴智元(パク・チウォン)前国家情報院長と徐旭(ソ・ウク)前国防部長官の自宅に検察官と捜査官を派遣し、家宅捜索を開始しました。
朴前院長は当時、諜報に関する報告書などを無断で削除した疑いがあるとして、国家情報院法の職権乱用や公用電子記録損壊の嫌疑がかけられています。
国家情報院の調査結果によりますと、当時、国家情報院の職員が諜報などをもとに「公務員は漂流した可能性が高い」という内容の報告書を作成したものの、朴前院長がこれを削除するよう指示したということです。
また、徐前国防部長官は、通信傍受情報などが含まれた軍事機密の削除を指示した職権乱用や公用電子記録損壊の疑いで、公務員の遺族から告発されていました。
国家情報院などの調べによりますと、公務員が死亡した次の日に開かれた2度の関係長官会議の前後に、国家情報院と国防部の軍事統合情報処理システム(MIMS)内で機密情報が削除されたものとみられています。
当時の会議には、徐前国防部長官をはじめ、盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領秘書室長、徐薫(ソ・フン)前国家安保室長、朴前国家情報院長、李仁栄(イ・イニョン)前統一部長官などが参加しました。
検察は、家宅捜索での押収品の分析が終わり次第、朴前院長や徐前長官などに対して出頭命令を出すものとみられます。

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