尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、新しい検察総長に側近の李ウォン石(イ・ウォンソク)大検察庁次長検事を指名しました。
李氏は、尹大統領が検察総長だったころ、最高検察庁に当たる大検察庁の企画調整部長を務めました。
李氏は、「国民の声に耳を傾け、基本権の保護に努める」と覚悟を語りました。
文在寅(ムン・ジェイン)前政権で任命された金オ洙(キム・オス)前検察総長はことし5月、検察の捜査範囲を大幅に縮小する法改正に反発して辞任していて、検察総長は3か月以上空席となっていました。
一方、閣僚級の公正取引委員長にはソウル大学法学専門大学院の韓基貞(ハン・ギジョン)教授を指名しました。
大統領室は、「韓氏は公正な競争にもとづく市場経済の活性化や取引による被害からの救済の強化などを進める適任者だ」と説明しました。