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国際

北韓は寧辺核施設を運転中 IAEA 

Write: 2022-09-13 11:58:03Update: 2022-09-13 13:20:05

北韓は寧辺核施設を運転中 IAEA 

Photo : YONHAP News

北韓は、平安北道(ピョンアンブクト)寧辺(ヨンビョン)の核施設で建物を拡張し、ウラニウム濃縮施設の運転を続けていると、IAEA=国際原子力機関が明らかにしました。
IAEAのグロッシ事務局長は12日、IAEAの理事会で「去年8月の報告以降、寧辺の核施設の観察を続けてきたが、寧辺の5メガワット級原子炉は運転中であり、使用可能な床面積が3分の1ほど拡張されたと推定される」と説明しました。
グロッシ事務局長はまた、去年6月の理事会で報告した咸鏡北道(ハムギョンブクト)の豊渓里(プンゲリ)核実験場で、核実験の準備を行っているとみられる動きについても言及しました。
豊渓里核実験場は、2018年にアメリカと北韓の非核化合意によって、坑道を爆破して廃棄された形になりましたが、北韓はアメリカとの交渉が事実上決裂したあと、施設の復旧作業を続けてきました。
グロッシ事務局長によりますと、「3番坑道」が復旧された兆候が確認されたほか、ことしの夏にもこの実験場が活性化され、核実験の準備を行っている動きがみられました。
また「4番坑道」につながる道路でも、新たな作業が行われているのが最近、確認されたということです。
ただ、4番坑道は、7月から8月にかけて豪雨によって復旧工事が一時中断したものとみられていて、グロッシ事務局長の言う「新たな作業」が中断前の工事を指すのかは、定かではありません。
グロッシ事務局長は「核実験は、国連安全保障理事会の決議に反するもので、深刻な懸念をもたらす」として、北韓に対してNPT=核拡散防止条約に復帰することを求めました。

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