中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は26日午前0時までに新たに1万4168人が確認されました。
この11週間で最も低い数値です。
重症患者数は427人、亡くなった人は33人でした。
再流行の拡大が落ち着いたことを受けて、26日から屋外でのマスク着用義務が全面解除となりました。
これにより、スポーツ競技や公演など、50人以上が集まる行事や集会にマスクをしないで参加できるようになりました。
ただ、防疫当局は「罰金を科すかたちの法的規定がなくなっただけだ」として、高齢者など感染リスクが高い人や大勢が密集する地域へ訪れる人に対しては、自主的なマスク着用を呼びかけています。
一方、室内でのマスク着用義務は当面、継続されることになりました。
そのほか、政府は、海外からの入国後1日目のPCR検査義務を解除することも検討中です。
また、感染者に対する7日間の隔離義務や療養施設の面会禁止など、その他の感染防止措置も段階的に緩和する方針です。
27日からは、変異ウイルスのオミクロン株に対応する改良ワクチン接種の事前予約が始まります。
60歳以上の高齢者や免疫力が低下している人などが優先的に対象となり、このうち2回目の接種まで終えて4か月以上経っている場合は、予約を経て来月11日から接種がスタートします。