安倍元総理大臣の国葬に参列するため、日本を訪問しているアメリカのハリス副大統領は、29日に来韓し、北韓との軍事境界線付近のDMZ＝非武装地帯を訪問する予定です。
アメリカのホワイトハウスは27日、「韓国戦争の停戦以降、およそ70年が経った。ハリス副大統領のDMZ訪問は、堅固な韓米同盟を強調し、北韓が提起するいかなる脅威に対してもアメリカは韓国側に立つという約束を確認するためのもの」と明らかにしました。
ハリス副大統領は、DMZの現場を見学したあと、アメリカ軍の指揮官らとともに作戦のブリーフィングを受けるということです。
また、韓国戦争で戦死した数万人のアメリカ軍と韓国軍の将兵に追悼の意を表し、韓国の防衛に対するアメリカの意志が強固であることを再確認すると、ホワイトハウスは伝えました。
安倍元総理大臣を弔問するため訪日中の韓悳洙（ハン・ドクス）国務総理は、27日、現地でハリス副大統領と面談した際に「今回のDMZとソウル訪問は、韓半島の安全保障と平和に対するアメリカの強い意志の象徴だ」と述べました。