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経済

サムスン電子副会長 ソフトバンク会長とソウルで会談

Write: 2022-10-06 15:17:15Update: 2022-10-06 16:06:12

サムスン電子副会長 ソフトバンク会長とソウルで会談

Photo : YONHAP News

サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長がソフトバンクグループの孫正義会長と会談し、両社間の懸案について議論しました。  
2人は4日、ソウル市内のサムスン電子ビルで会談しました。
会談には、イギリスの半導体設計大手「ARM(アーム)」のハースCEO=最高経営責任者や、サムスン電子の社長らも同席しました。
ソフトバンクが75%の株を所有する「ARM」とサムスン電子の間の協力について議論したということです。
一部では、「ARM」の売却などが話し合われるという見方も出ていましたが、具体的な話し合いは行われなかったもようです。
イギリスに本社を置く「ARM」は、CPUやモバイルアプリケーションチップの設計の中核技術を保有する半導体設計会社で、サムスン電子、クアルコム、アップルなどに製品を販売しています。
株式の75%をソフトバンクが、残りの25%をソフトバンクビジョンファンドが保有しています。
サムスン電子が「ARM」を買収する可能性があるという見方もありましたが、業界では、買収価格が高いことや独占・寡占に関する規制のため、現実的には厳しいという声が出ています。
このため両社は、まずは上場前の一部の株式の売買や、モバイルアプリケーションでの協力などについて議論を進めるとみられます。
サムスン電子としては、メモリー半導体市場で圧倒的首位を占めてきましたが、今後の成長可能性や収益性を考えると、システム半導体事業を早急に育成する必要があるとされています。
サムスン電子が「ARM」に投資を行う場合、設計資産の価格交渉で有利になるほか、主力製品のモバイルアプリケーションの設計ノウハウが得られるというメリットがあります。
また「ARM」のデーターセンター向けの半導体設計能力がサムスン電子の競争力の向上に役立つという見方もあります。

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