イルカなどの上に乗って、触ったり、餌を与えたりする行為が法律で禁じられることになり、来年の年末以降は、イルカショーが見られなくなりそうです。
海洋水産部などによりますと、24日の国会本会議で「動物園および水族館の管理に関する法律」の改正案が可決されたということです。公布から1年後に施行されます。
改正法では、動物に不要な苦痛やストレスを与える行為や、保有する動物を動物園や水族館以外の場所に移し、展示する行為が禁じられます。
娯楽や興行を目的に動物の上に乗ったり、触ったり、餌を与えたりすることもできなくなるため、イルカショーは事実上見られなくなりそうです。
また展示しただけでもストレスで死んだり病気にかかったりする恐れのある動物は、動物園や水族館での展示や保有自体が禁止されます。
海洋水産部は、今回の法改正に合わせて関連の法令も改正し、水族館がクジラ類を新たに保有することも禁じる方針です。
ただ、すでに水族館が飼育しているクジラ類合わせて21頭については、法律の適用から外すということです。