韓国銀行が行なった金融や経済の専門家へのアンケートで、半数以上が、1年以内に金融危機を引き起こす要因が発生する可能性が高いとの見方を示しました。
韓国銀行は27日、今月初めに国内外の金融機関の関係者と経済専門家72人を対象に行ったアンケート調査の結果を発表しました。
それによりますと、「1年以内に金融危機を引き起こす衝撃が発生する可能性」について、半数を超える58.3%が「高い」と答えました。「非常に高い」が12.5%、「高い」が45.8%でした。
ことし5月の調査で「高い」と答えた割合は26.9%だったため、半年で2倍以上に増えたことになります。
金融危機を引き起こす要因としては、「企業の資金調達の条件悪化によるリスクの増加」が27.8%、「家計の負債水準と返済負担の増加」が16.7%でした。
一方、「韓国の金融市場の安定性に対する信頼度」について尋ねたところ、「信頼度が高い」は36.1%にとどまり、ことし5月に比べて17.1%減少しました。