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韓半島

「北韓は敵」 国防白書で6年ぶりに表記復活か

Write: 2022-12-06 14:02:12Update: 2022-12-06 14:20:13

「北韓は敵」 国防白書で6年ぶりに表記復活か

Photo : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権発足後、初めての国防白書で、北韓政権と北韓軍が「敵」と表記されることになりそうです。  
 
複数の政府消息筋が6日、明らかにしたところによりますと、来月発行される2022年版の国防白書の草案に「北韓政権と北韓軍はわれわれの敵」という記述が盛り込まれているということです。
 
この草案がそのまま確定すれば、北韓を敵と見なす表記が2016年以降6年ぶりに復活することになります。
 
大統領職引継ぎ委員会は、尹大統領が就任する前のことし5月3日に発表した「110の国政課題」で、「北韓政権と北韓軍がわれわれの敵であることをはっきり認識できるよう、国防白書に明記する案を検討する」としていました。
 
その後、韓国軍の将兵を教育するための教材には「北韓政権と北韓軍はわれわれの敵」と明記し、配布しています。
 
北韓を「敵」とする表記は、1994年の南北会談で北韓側の代表が「戦争が起きれば、ソウルは火の海になる」と発言したのをきっかけに、1995年の国防白書に初めて登場し、2000年まで続きました。
 
その後、南北の雪解けムードが形成され、2004年の国防白書からは「直接的軍事脅威」などの表現に変わり、李明博(イ・ミョンバク)政権が発足した2008年にも「直接的で深刻な脅威」という言い回しが使われました。
 
しかし、2010年に、北韓の魚雷攻撃による韓国海軍の哨戒艦沈没事件や、北韓が韓国領土を砲撃した延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件をきっかけに、国防白書に「北韓政権と北韓軍は敵」という表記が再び登場し、朴槿恵(パク・クネ)政権まで続きました。
 
それが、革新系の文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足して以降の2018年と2020年の国防白書では、北韓を「敵」とする表記は消え、「主権、国土、国民、財産を脅かす勢力をわれわれの敵と見なす」という記述になりました。

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