韓国プロ野球、キウム・ヒーローズの看板選手、イ・ジョンフ外野手は、4月1日に始まることしのシーズン終了後、アメリカ・メジャーリーグへの移籍に挑戦します。
日本の中日ドラゴンズでプレーしたイ・ジョンボムさんの息子としても知られるイ・ジョンフ選手は、去年、打率3割4分9厘、打点119で2冠を達成し、リーグMVPに輝いたKBO=韓国プロ野球のスター選手です。
2017年にKBOにデビューしたイ・ジョンフ選手は、ことしのシーズンを終えた時点で、海外移籍の条件である7シーズンをクリアし、球団の許可を得たあと、海外を含むFA=フリーエージェントの権利を持っていない選手が大リーグに移籍する時に使うポスティングシステムを使って、メジャーリーグへの移籍を目指します。
キウムは2日、イ・ジョンフ選手のメジャーリーグへの挑戦を認めると発表しました。これを受けて、「MLBドットコム」や「CBSスポーツ」など、アメリカ現地のメディアでもイ・ジョンフ選手に対する関心が高まっています。
イ・ジョンフ選手がメジャーリーグチームと契約できれば、KBOからメジャーリーグに移籍した6人目の選手となります。
2021年に同じくキウム・ヒーローズからサンディエゴ・パドレスに移籍した野手、キム・ハソン選手は、韓国出身の選手として過去最高の4年2800万ドルで契約を結んでいて、イ・ジョンフ選手がこの記録を更新できるかにも注目が集まっています。