高校生以下のスポーツ選手が大会などに参加するため学校を休む場合に、出席扱いとなる日数が、大幅に増えることになりました。
教育部と文化体育観光部が19日、発表したところによりますと、小中学校と高校の児童生徒が大会や強化合宿などに参加するため授業に出られない場合、出席と認める日数を大幅に増やすということです。
以前は、出席と認められる日数が現在に比べて相当に多く、授業日数の3分の1にあたる63日でしたが、児童生徒の学習する権利を保護しなければならないとするスポーツ革新委員会の勧告により、2019年以降、年々、限度日数が減り、去年は、小学生で5日、中学生12日、高校生25日となっています。
ことしからは、小学生20日、中学生35日、高校生50日に拡大されるということです。
なかでも、高校生は、2年後の2025年までに本来の63日に増やす方針です。
教育部と文化体育観光部は、「出席が認められる日数が過度に少なくなり、小中学校、高校に通う選手たちが、強化合宿に参加したり、国際大会に出場したりするのが難しくなっているという不満の声が出ていた」と背景を説明しました。