ことしのソルラル=旧正月は、3年ぶりに新型コロナにともなう行動規制がないソルラルとなり、故郷に向かう人やお墓参りする人が多く、車の移動が大幅に増えています。
韓国道路公社によりますと、ソルラル当日の22日、全国の高速道路を利用した車両は610万台あまりで、去年に比べて36%増えました。
警察庁は、ことしのソルラル連休中の高速道路の交通量は、1日平均519万台で、去年に比べて24%増えると予想しています。
去年のソルラルは、オミクロン株の流行が広がり始めた時期で、私的な集まりは人数が制限されていため、多くの人が連休を自宅で過ごしていました。
久しぶりの行動規制のないソルナルを迎え、各家庭では家族や親戚が集まって朝早くに先祖をまつる祭祀を行い、お墓参りをしたあと、家族団らんの1日を過ごしました。
景福宮や徳寿宮などの王宮では、韓国伝統のソルナル遊びを楽しむ人々で賑わっていました。
空港は、海外に出かける人達で賑わい、仁川(インチョン)空港公社によりますと、19日から24日までの5日間、1日平均およそ12万3000人が仁川空港の国際線を利用するということです。
これは、去年のソルラル連休中の空港利用者数に比べると14倍で、コロナ禍前の2019年のおよそ6割まで回復しているということです。