ガスや電気料金が上昇するなか、全国的に厳しい寒さが続き、国民の暖房費の負担が増しています。  
 
今月のソウルの都市ガスの小売り料金は、去年の同じ期間と比べて38.4％上がって、1メガジュール当たり19.69ウォンになっています。
 
暖房の方式には、家庭ごとの個別暖房、建物単位の中央暖房、地域単位の地域暖房の3種類があり、このうち個別暖房と中央暖房の都市ガス料金は、燃料のLNG=液化天然ガスを輸入する韓国ガス公社が卸売り料金を策定し、各市・道が小売り料金を決めます。
 
住宅用ガスの卸売り料金は去年、42.3％引き上げられました。
 
これは、ロシアとウクライナの戦争などの影響で世界のエネルギーの需給がひっ迫し、韓国のLNGの輸入額が急騰したためです。
 
地域暖房の料金も去年37.8％上昇しました。
 
電気料金も去年、3回にわたって引き上げられたのに続いて、ことし1月から3月期も値上げされ、上昇幅は、1981年以降もっとも大きくなりました。
 
今月は強烈な寒波に見舞われ、暖房費の負担がさらに増すことが懸念されています。