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社会

ソウル市など 高齢者の無料乗車の年齢引き上げ検討へ

Write: 2023-02-03 14:29:39Update: 2023-02-03 14:44:41

ソウル市など 高齢者の無料乗車の年齢引き上げ検討へ

Photo : YONHAP News

65歳以上の高齢者に対して地下鉄の運賃を無料とする制度について、ソウルと大邱(テグ)市は、見直しを検討する考えを示しました。 
 
ソウル市の呉世勲(オ・セフン)市長は3日、フェイスブックへの書き込みで、「公共交通料金システムの見直しについて社会的議論を始めなければならない時がきている。やがて全人口の3分の1が高齢者になるが、未来世代に負担を強いてはらない。根本的なシステムの見直しが必要だ」と指摘しました。
 
呉市長はそのうえで、「高齢世代を尊重しながらも、持続可能な公共交通システムをつくるため、市民、国会、政府と議論する」と述べました。
 
ソウル市は、4月から地下鉄と市内バスの運賃を300ウォンから400ウォン引き上げることにしていますが、その背景として、高齢者の無料乗車による損失をあげています。
 
ソウルの地下鉄を運営するソウル交通公社などによりますと、無料乗車の対象年齢を70歳に引き上げた場合、年間の損失を1524億ウォン削減できるということです。
 
大邱(テグ)市の洪準杓(ホン・ジュンピョ)市長も2日、「現在65歳以上となっている地下鉄無料乗車の年齢基準を70歳に引き上げることを検討している」と明らかにしています。
 
65歳以上の高齢者に対して地下鉄の運賃を免除する制度は、1984年に法律によって導入されましたが、自治体が費用を負担する仕組みになっていて、国の補てんを要請する声が上がっていました。
 
政府と与党は3日、無料乗車の年齢の引き上げと、自治体の赤字を政府が補てんする制度の導入を検討する方針を示しました。

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