中国で制限されていた海外への団体旅行が6日から、一部の国を対象に解禁されますが、渡航先の20カ国に韓国は含まれていません。
中国政府は、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年1月以降、国内の旅行会社に対して、海外への団体旅行の取り扱いを制限してきましたが、先月20日に、国内の旅行会社に対し、中国人への団体旅行の販売を、2月6日から解禁すると発表しました。
対象国は、タイやインドネシアなど20か国にかぎられ、韓国は含まれていません。
これは、中国で新型コロナの感染者が急増したことを受け、韓国政府が、中国からの入国者に対してPCR検査を義務付けるなど、水際対策を強化したことへの報復措置とみられます。
日本への団体旅行も、韓国同様にまだ解禁されていません。
中国共産党系のメディア「環球時報」は、団体旅行の解禁について、「各旅行会社は準備を急いでいる。来月には海外旅行客が大きく増えるだろう」と述べました。