韓国南西部の全羅南道（チョンラナムド）新安（シナン）沖で4日深夜、12人が乗っていた漁船が転覆し、3人が遺体で発見され、6人が行方不明となっています。 
 
転覆したのは24トン級の韓国の漁船で、韓国人9人とベトナム人2人、インドネシア人1人の合わせて12人が乗っていました。
 
4日深夜に浸水して転覆し、12人のうち3人は救助要請を受けた商船によって現場海域で救助されましたが、9人が行方不明となり、このうち3人が6日に船内から遺体で発見されました。海洋警察が遺体の身元を確認しています。
 
沈没した船は、二重壁の構造になっていることにくわえ、網などが絡まっていて通り抜けにくいことから、海中での船内の捜索は難航していて、当局は、漁船の引き揚げに向けた準備を行っています。
 
また、艦艇やヘリコプターなどを動員した現場周辺での捜索も続いていますが、潮の流れなどを考慮して、捜索範囲が半径55キロに広げられました。