北韓から飛んできたとみられる大型の風船が、一時、韓国の領空に入ってきていたことがKBSの取材でわかりました。
韓国軍の関係者が6日に明らかにしたところによりますと、5日午後6時半頃、京畿道(キョンギド)漣川(ヨンチョン)郡の軍事境界線付近で、北韓から飛んできたものとみられる直系2メートルほどの風船が韓国の領空に入り、韓国軍のサーモグラフィー装置によって捉えられたということです。
風船は、サーモグラフィーで識別できる程度の低い高度で飛行し、韓国の領空に入り、観測兵は、即時に合同参謀本部に報告したということです。
気象観測用と判断されたため、撃墜などの措置は取らず、監視強化の指示だけが出されたということです。
風船は東の方向に移動し、東部の前線部隊でも数時間にわたって観測されたあと、東海(トンへ)に抜けて、韓国の領空を離れたということです。